厚労省より再生医療2種の認可を頂きました

こんにちは。いつもありがとうございます。

2021年4月に厚労省より再生医療2種の承認を頂き、再生医療2種を提供できる医療機関として厚労省HPに掲載されています。https://saiseiiryo.mhlw.go.jp/published_plan/index/1/2

どのようなものが新たに提供できるようになったかと言いますと

①自分のお腹や太ももなどの脂肪を少量採取し、自己幹細胞を作れます。これをお顔や気になる部位のシワや頭皮に注入し若返ります。

➁耳の後ろの目立たない部分の皮膚をごく少量(小指の爪くらい)採取し、線維芽細胞を作ります。線維芽細胞も気になる部分のシワに注入し、若返ります。

どちらも採取してから1ヶ月でご自身の幹細胞、線維芽細胞が出来ます。

当院では1回の採取で10ccの幹細胞、線維芽細胞を作りますので例えばお顔から首まで十分注射できます。通常他では半分の量の5cc程度が多いそうですが恐らくそれでは足りないのでサカイクリニック62は2倍の量を作れるようにしました。

料金は自己幹細胞、自己線維芽細胞を作る費用がかりますため

どちらも1回目の費用が330万円(税抜き300万)です。

一度ご自身の細胞を作ってしまえば、翌年またやりたい時に凍結保存しておいた細胞を培養しますので次回からは脂肪や皮膚採取しないで楽ですし、ご自身の若い時の細胞を何年も保存しておき、都度培養することが出来ます。

2回目以降の培養の費用は220万円(税抜き200万)です。

今まではアレルギーも病気も何もない超健康体の若い日本人のドナーの方の脂肪幹細胞上清液や、臍帯幹細胞上清液、アメリカの骨髄幹細胞上清液を使用してきましたが、ようやく自分の幹細胞、線維芽細胞を作れるようになりました。

では、今まで患者様にご提供させて頂いてきた幹細胞上清液と今回の自己幹細胞、線維芽細胞はどう違うのか?とよく質問されますが

みなさま、どう思われますか?

自分のを作るのは随分高いですが何が決定的に違うかといいますと、

まず、自分の幹細胞、線維芽細胞は点滴で入れることはあまりお勧めしません。

点滴で入れて全身にまわして内臓も脳も体型も若返りたいところですが、自分の幹細胞は生きているものを入れますため、点滴で入れるタイミングまでに凍結保存から直前で解凍している途中で死んでしまったごくわずかの細胞も含まれます。死んだ細胞を血管に入れて点滴するとまれですが、肺塞栓で死亡するリスクが無きにしも非ず。絶対に大丈夫、100%死なない、とは言えないため(正直に言います)自己幹細胞を点滴でいれるのはかなりのリスクがあります。

しかし、お顔や首、手、頭皮などシワや老化にはとても効果的ですので自然で最高のアンチエイジングと言えます。

点滴で幹細胞を入れたい場合は、今までのように安全なドナーからもらった幹細胞上清液なら死んだ細胞は入ってませんので安全ですので今まで通り何度でも点滴でも注射でも皮下注射でもお受けください。これだけでも十分効果が見られ患者様のリピート率は非常に高いです。

恐らく、自己幹細胞を点滴で入れて死ぬリスクをきちんと説明しているところは少ないと思います。当院は安心で安全な医療を提供する、というポリシーですので、万が一のことがないように今後も徹底していきます。

あとは、ドナーの幹細胞上清液はフリーズドライして1本単位で使えるため、今すぐ幹細胞やりたい方には一ヶ月培養に時間かからないため非常に手軽です。

症状やご希望でうまく使い分けしてますが、より色々な合わせ技が可能になりましたので是非ご相談くださいませ。

再生医療2種に関しては、年内にもうひとつ出来る項目を追加する予定です。

コロナなのに色々と違うことで忙しくしてますが、世界中が平和になりますように。

サカイクリニック62 

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